3方向から攻める

2015.8.15(土)

夏の高校野球。
甲子園も昨日でベスト16が出そろいました。
インターネットを見ていて、考えさせられる記事が複数ありましたので、何度かに分けて紹介します。

 

参考サイト:出場試合ゼロの津商“レギュラー”。甲子園で勝つための仕事は無限に。
http://number.bunshun.jp/articles/-/823943

 

自分は小中しか野球をしていませんが、中学校時代の約半分の時期は専らベースコーチと守備固めが働き場所でしたので、この記事の2人の心境の「変化」には共感できました。

物事を極めようと思ったときには、工夫探究心、そして覚悟が必要だと思います。
記事の2人は、試合に出たい気持ちを一度胸の奥底にしまい、バットとグラブを置いてチームに貢献する覚悟を決め、試合に出ている選手では考えもしない工夫をたくさん凝らしています。
ラインの引き方、ボックスでの動き、立ち位置等々・・・ こういう工夫が、試合に出ている選手を助けます。

選手は選手自身の判断で動こうとしがちですが、特に、走者が自分の目でボールの位置や野手の動きを確かめられない2塁から3塁、本塁への走塁を成功させ、得点につなげるには、コーチャーの力が絶対に必要です。試合の中で「コーチャーに助けてもらった」と思う瞬間が来ればしめたもの。控え選手の一人に過ぎなかった存在が、チームで欠かせない存在に変わる瞬間です。その信頼関係から生まれるのが「3方向から攻める」という攻撃スタイルだと思います。

 

小学校野球で、この意識をどれほどまで浸透させられるか。
的確な状況判断能力を、コーチャーという形で発揮できる選手がどれだけいるか。

コーチャー次第で戦況が大きく変わることを、自分自身が当事者として何度も経験してきました。
小学校野球では難しいかなぁという思い半分、勝つチームを作るにはできないとダメだという思い半分ですが、コーチャーの重要性や技術をどう伝え、どう理解させ、どう浸透させていくかが課題だなぁと思いながら、この記事を書きました。

 

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