返事と挨拶(その2:脱帽)

2015.2.12(木)

日曜日の練習時に監督から「挨拶」のお話がありました。昨日の練習ではどう変わっているかなぁと思って見ていましたが・・・
朝体育館に入る時、帰りに体育館を出る時、立ち止まって脱帽・一礼し挨拶をしている選手が増えたように思います。監督のお話を理解し、意識している証拠だなぁと思いました。特に高学年の選手たちは皆のお手本になるように意識して挨拶していた選手も多かったのではないかと感じました。今後も是非継続していってもらいたいです。
その一方で、挨拶できていなかった選手、挨拶していてもまるで独り言のような声の選手もいましたね。コーチに言われて「あぁ、忘れてた!」という状態の選手も・・・

「忘れる」というのは習慣になっていないということですね。そういう選手は、普段家や学校での挨拶もないがしろにしているんじゃないかなぁと思ってしまいますし、今できるようにしておかないとこの先困ることになると思います。
私は中学生時代、「挨拶をできる人は、周りのことに良く気付ける人」だと指導されました。そういう人はきっと皆から愛され、必要とされ、頼りにされる人なんだろうと思います。吉成野球の選手達には是非そんな人になってほしいです。

毎回の練習で監督・コーチや保護者の方とあった時、自分から挨拶できていますか?
先日の練習で旭丘H監督が体育館にお見えになった時、何人の選手が自分から挨拶できましたか?

あいさつの「さ」は「先に」の「さ」です。挨拶すべき時に、自分が先に挨拶できるようにしたいですね。
できなければこれからできるようにすればいいことですが、そのために全員で「今」意識しましょう。誰かが見ているからではなく、当たり前のこととして・・・

スポーツ少年団の活動は礼儀やマナーの重要性を指導する場でもあるわけですが、ある意味では普段の姿がそのまま出るということもいえます。普段の生活で意識していけばスポ少の場でも自然にできるし、スポ少で意識していることは普段の生活にも活かされるという相互の関係にあると思います。「返事と挨拶」 というタイトルで記事を書いていますが、その行為の意味をきちんと理解して一つ一つ習慣付けていき、どこに行っても通用する小学生、中学生になってほしいと願っています。

 

 

■なぜ話を聞く時や挨拶をする時に帽子を取るのか?

さて、今日は「脱帽」の意味について考えます。
写真は先日の練習の一枚。全員が帽子を取って監督の話を聞いています。

このときはたまたまじゃないのか!? 指摘されてからあわてて帽子を取る選手もいるぞ!
おっとっと、何でもありません。(笑)
決まり事ですので、皆で習慣づけていきましょうね。(暑い時期は、熱射病などの予防の意味で着帽のままで良いと指示することもあります。)

どのチームでも、話を聞く時や挨拶する時は帽子を取りなさいと指導していると思います。目上の人の話を聞く際、あるいは挨拶をする際には帽子を取ることが礼儀と考えられています。私もこれまでそれが常識だと思って実践してきましたし指導してきましたが、「なぜ脱帽が礼儀なの?」「帽子をかぶっていようがいまいが関係ないのでは?」と気になり、調べてみましたので紹介します。

野球は帽子がユニフォームの一部とされていますのでプレー中は当然帽子を着用しますが、開会式、あるいは練習等の場で、連盟代表の方や来賓の方、審判長、監督、コーチなどなど、様々な立場の方が選手に対して話をする場面があります。選手たちはその度に帽子を取るわけです。この光景には、野球をやってきた私は何の違和感も感じません。
これは余談ですが、野球が帽子をかぶる競技になったのは、南北戦争の頃、19世紀、アメリカの軍人が野球をやる際に敵味方の区別をするために着用したことに由来するともいわれています。野球の歴史をたどっていくのもなかなか面白いですよ。

では、なぜ帽子を取ることと礼儀とが何の関係があるのか、見ていきます。
下記に示した参考サイト②から引用します。

「帽子の始まりは、西洋甲冑の「カブト」から派生したものだとされています。戦闘時に用いるカブトを脱ぐことで、相手に対し友好的であり敵意がない事を示すことになります。また頭にかぶるものは権威の象徴でもあります。 代表的なものでは「王冠」でしょうか。料理長などもひときわ高い帽子をかぶっています。日本では戦国武将が特徴的なカブトを数多く残していますね。その「権威(帽子)を外す事が相手に対し敬意を払う」という意味に考えられたようです。〜中略〜
時代が変わっても、これらの慣習だけは残りマナーと呼ばれるようになりました。この時代との食い違いが違和感の原因なのでしょう。」

 

敵意がないことを示すこと・・・だそうです。
野球も歴史や伝統文化を重んじる競技ですので、帽子に関する発祥当時の時代背景や成立背景がそのまま今の時代まで残っていると考えることができますね。目上の方に挨拶する時、話をする時、何かを教わる時などは脱帽するのが基本であるということを知っておきましょう。

 

※参考サイト①:Yahoo!知恵袋

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1214704972

※参考サイト②:「【脱げ!いや必要ない!】ネットで加熱する帽子のマナーを追え」

http://mens-manner.com/manners-of-a-hat.html

※参考サイト③:goo辞書

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/137466/m0u/

 

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とある審判 :

おはようございます。
野球において、脱帽するときとしないときと、きっちり分けて教えてあげて欲しい。
こうこ高校野球甲子園の開会式を見ていれば、選手が脱帽するときは、国旗大会旗掲揚、優勝旗返還、選手先生くらいです。
試合に置いても、試合前後のホームベース上の挨拶だけです。
投手が審判からボールをもらうとき、ボールボーイが審判にボールを補給するとき、バッターボックスに入る時に脱帽する必要はありません。
反対に脱帽さらると、苦々しく思います。
審判の印象をよくしようと思っているのでしょうか?
脱帽することで、かえって時間ロスになるのですから、やめていただきたい。
特にヘルメット被っていての脱帽は、安全面からも必要がないことを教えてあげて欲しいです。

投手が審判からこボールを受けるとき好印象を受けたいなら、脱帽はしないで大きな声で「ありがとうございます」と言いましょう。時間のロスになならずに、審判が気持ちよくなります。

ブログ管理者(#28) :

コメントありがとうございます。
脱帽すべき時にできない選手もおり、チーム全体の決め事として指導しているところです。
礼儀正しく、かつ時間のロスのない試合中の振る舞い方も指導していこうと思います。

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