2015.2.9(月)
昨日の練習終了時。
監督から「挨拶(あいさつ)をしっかりしよう」というお話がありました。
体育館に入って来るとき、出るとき。
朝最初に監督、コーチ、保護者の方と顔を合わせたとき。
自分から挨拶できる人になってほしいですね。
それから、監督・コーチから指導を受けた際の返事についても同じことが言えます。
帽子を取って、相手の話を集中して聞く。
理解したならば返事をする。
言われなくてもできる人になってほしいですね。
自分も野球を始めた頃、野球技術以前に返事や挨拶を徹底的に指導されました。中学校に入ってからはもっと厳しく指導されました。自分の認識が甘く、あとになって失礼な行為だったと反省することも・・・。
しかし「なぜ返事や挨拶をしなければならないのか?」と問われたら、その理由を明快に説明する自信はありません。「強いチームは当たり前にできているよ」とか「野球がうまくなりたかったら返事や挨拶ができないとダメなんだ」では的を射た説明になっていませんね。間違ってはいませんが。
無論、返事や挨拶をすることはスポーツをやっているか否かに関わらず、人としての礼儀であり、常識であり、守るべきマナーです。
私も偉そうに語れる立場ではありませんが、返事や挨拶についてちょっと調べてみました。
何回かに分けて、紹介していきたいと思います。
■なぜ挨拶が必要か?
コーチだけではなく審判員という立場もあるため、吉成に限らず、多くのチームの子どもたちと顔を合わせるわけですが、自分から元気よく挨拶をできる子もいる一方、相手から挨拶をされたらできる子、挨拶をされたら固まってしまう子、モジモジしてしまう子、挨拶をせず自分の話したいことをマシンガンの如く話し始める子、さまざまです。
あるWebサイトに、挨拶の意義についての記述がありました。社会人向けのサイトであると思われますが、一部引用し紹介させていただきます。
※Webページ「人が育つコーチ&事業が育つコンサルタント」より引用
http://www.momo.co.jp/takahashi/index.php?eid=25
「“あいさつ”は何の役に立つのでしょうか。“職場や仕事先との人間関係を円滑にするため”・・・よくそう説明されますね。ではそうだとすると、“あいさつ“するとどうして人間関係が円滑に運ぶのでしょうか。
実は、“あいさつ“とは相手の存在を認めていることを相手に積極的に伝える行為なのです。
人は誰でも、自分の存在を自分で認め、また他人からも認められたい気持ち=承認欲求(need to approvl)を持っています。一緒に働く仲間に認めらない、尊重されていないと感じると、人のモチベーションは低下していき、不安な気持ちで仕事に集中できなくなったり、職場や組織への不満で本来持っている力を発揮できなくなったりする傾向が強いのです。
ですから“あいさつ”を積極的に交わし、同じ職場の仲間として“あなたの存在を尊重し認めている“というお互いの姿勢を明確にし合うことによって、安心して意見を言うことができ、協働していこう思える安心感や信頼感の土台をつくりだすことを目指しているのです。」
※Webページ「理系人間が解釈する般若心経」より引用
http://www.n-assist.com/rikei/necessity_of_greeting.htm
「挨拶は相手の存在を認め、私はあなたとコミュニケーションが取りたいという意思表示を行動として表わしたものである。あるいは「あなたは私がコミュニケーションを取るに値する人ですよ」と認める意思表示とも言える。(中略)挨拶を示す言葉として「オアシス運動」というのがある。
オ「おはようございます(こんにちは)」:相手の存在を認める意志表示。
ア「ありがとう」: 感謝の気持ちを示す意思表示。
シ「失礼します」:コミュニケーションの終了の意志表示。
ス「すみません」:謝罪の意志表示。
この中の”オ”は「気持ちを伝えるもの」ではなく、相手に「あなたは私の気持ちを伝える対象ですよ」ということを示すものである。」
この2つの文章を読んで、どう感じたでしょうか。選手にとってはちょっと難しかったかも。
選手の立場で考えると、監督やコーチ、保護者の方、自分の野球に関わってくれる方に挨拶をするという行為は、私はあなたを「指導してくれる存在」「自分を伸ばしてくれる存在」「応援してくれる存在」「支えてくれる存在」として認めていますよと相手に伝える行為ということになると私は解釈しました。少年野球における挨拶は、子どもと大人がお互いを尊重し、「さぁやるぞ!」とモチベーションを上げるためにも必要なことだと改めて感じました。
挨拶を欠かすということは、チームに溶け込んだり、良い一日のスタートを切ったりしにくくなり、知らず知らずのうちに挨拶のできる人から遅れをとることになるんだろうなと思いました。挨拶をできると得することがたくさんありそうですね。何か感じた選手は、今日から挨拶を実践してみましょう。自分も、周りの皆も得をできるかもしれません。
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