2014.11.6(木)
秋季大会が終わりました。
第3位に入ることができましたが、走塁も含めた攻撃力の面で他の上位3チームと比較して正直大きな差を感じました。
守備から流れを作るという野球をできたときには対等に戦えますが、流れが悪くなってしまった時にその流れを打破するような攻撃力というものが欠けており、一度劣勢になるとそのままズルズルといってしまうことがシーズン通じて多かったように思います。もっとバットを振れないと太刀打ちできないだろうということを強く感じました。
練習の中で打撃練習に割く時間を増やすということが打撃力の向上につながるのかどうか。現時点では僕はNOだと思います。逆に結果的に遠回りになると思います。
現状、全体的に「バットを振る体力」が不足していると感じるからです。
打席でのスイングが鈍い選手が多いのもここに起因しているのではないかと考えられます。
「自分のスイング」を確立するのが先決ですね。そのためにはやはり、素振りが重要だと思っています。
打席で自分のスイングをするためには、バットを振る体力が必要です。
そこで、この秋冬を通じての一大プロジェクトを・・・
機動力・攻撃力を試合で発揮できるチームにするために、“春までに20000スイング!!”
これをテーマに全員に取り組んでもらいたい。あくまで最低限の数字として挙げておきます。
果てしない数字のように聞こえるかもしれませんが、「最低限」の数字です。
積み重ねの数字ですので、記録用紙なんかを作るのも良いかもしれませんね。(検討します)
3月末の北部選抜大会をシーズン開幕と位置づけたとすると、2015年シーズン開幕戦まで約140日あります。
今日から1日100スイングを毎日続ければ、開幕戦までに14000スイングになる計算です。
1日100回振っている選手も、開幕までに20000スイングをするためには更なる上積みが必要になります。
選手たちに「1日何回バット振ってる?」と聞くと、50回とか100回とか200回とか、いろいろ答えが返ってきます。本当だと信じたいです。中には「全然振ってません!」という清々しい程の正直者もおりました(汗)。
チームでの練習は原則半日で行っており、打撃強化にかけられる時間がほとんどないのが現状です。
一人一人が自主練習の時間をとって努力することが、チームとしてのレベルアップに欠かせないのは言うまでもありません。
素振りはプロ野球選手も毎日欠かさず行う練習です。
スイング数は1日500、1000ともいわれています。華々しい活躍の陰に、人知れぬ努力があります。
・スイングスピードを向上させるため。
・フォームを固める(自分のスイングを身につける)ため。
・投球コースをイメージして振ることで、スムーズにバットを出せるようにするため。
・タイミングのとり方を身につけるため。
・「これだけ努力したから絶対打てる!」と自分に言い聞かせて打席に立てるようにするため。
・試合で得た良いイメージを忘れないようにするため。
などなど、素振りにはいろんな意味があります。
パッと思いつくところをズラズラと書いてみましたが、もっともっと素振りの意義を見つけられると思います。
ただ振るのではなく、意識とイメージを加えてバットを振ってください。
何を意識し、何をイメージすることが必要か? これは一人一人スイングも違いますのでここでは省きます。
練習の中でアドバイスしますし、試合の中で指導されたことをヒントにしても良いと思います。
打席で自分と戦っている選手。
「打席であまり余裕がなく固まってしまうなぁ」と心当たりのある選手もいるでしょう。
その状況から脱却し、投手と対戦できるようになり、そして打てるようになるには継続的な努力が不可欠です。
それだけでなく、来シーズンは6年生が14名となりますので、チーム内でのレギュラー争いもより熾烈なものになります。横一線のレギュラー争いと言いたいところですが、現時点で「経験」という点ですでに差があるのはわかると思います。
個々にそれぞれ良いところがあるのはわかっているつもりですし最大限評価したいと思いますが、全員がレギュラーになることはできません。きっと、この冬努力した9人、自信をつけた9人が来シーズンのレギュラーの座を掴むことになります。保証します。
新人チームでレギュラーで出ていたからといって努力を怠るとすぐに立場は逆転しますよ。きっかけ一つで本当に見違えるように変わることだってあります。何もしなければそのきっかけも掴めません。
個々の上達、目標の実現、試合でのパフォーマンスの向上、あるいはチームの攻撃力UPのために、一人一人やれることはあります。やり方はもちろん教えます。
寒くても雪が降ってもできる練習があります。是非時間を作って毎日続けてもらいたい。
努力したことは武器になります。成果は必ず表れる。
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