仲間の活躍に大きな拍手を

2014.10.2(火)

昨日。
大学のゼミの仲間が教員採用試験に合格したという報告がありました。
厳しい試験を現役で突破したことは本当にすごいことです。
順調であれば、来年4月から教員生活をスタートさせることになります。

一緒に頑張ってきた仲間が「現役合格」という結果を出したのはすごいことだと思いますし、素晴らしい先生になるためにこれからも頑張ってほしいなと思っています。

ただ…
自分はまだどうなるか決まっていない立場であり、友人の合格の話を聞いたときに心の底から素直に喜ぶことはできませんでした。
本当に度量が小さいなとも思いましたが、こうして友人が進路を決定し始めると、自分も早く決めたいと焦る気持ちもあります。応援してくださっている方々にもご心配をお掛けしています。申し訳なく思っています。

合格した友人には「おめでとう」を伝えましたが、複雑な心境だったというのが正直なところです。

 

「受験は団体戦」と良く言われます。
試験までの過程で、仲間と切磋琢磨して頑張っていくのは大事なことだと思います。
しかし、本番では「個の力」が非常に重要。最後は自分自身で決めるしかないという部分が大きいです。
本当に念願を叶えたければ、他を蹴落としてでも受かってやる…という強い気持ちが必要だと思います。

同じゼミから同じ自治体の試験を受け、明暗がくっきり分かれた例があります。
同じ試験を受けて、かたや4月から正規教員、かたや一から就職活動。そういう状況が生まれるのです。
それは結果なので仕方がない。実力の世界です。(学力も人物も両方問われます)

 

では、野球はというと・・・

「個の力」が重要でないとは言いませんが、「個の力」だけでは絶対に試合には勝てない。

時には仲間から力をもらい、また時には仲間に力を貸してやる。
そんな関係ができていなければ、チームとして一つの成果を挙げることはできません。

自分のことだけ考えている人間が多ければ多いほど、チームが良い方向に向かうのは難しくなります。
個の力だけでやれるなら、チーム練習など必要ない。
チーム練習の場というのは、個人の技術を高めることと同等、いやそれ以上に大事な意義があるのです。
プレーの精度と、チームとしてのまとまりの両方を高めてこそ、チーム練習の目的は果たされるのだと思います。もちろん試合の場でも同じことが言えます。

 

仲間の良い部分に目を向けることができているか?
チームの良い部分に目を向けることができているか?
仲間の欠点を否定するのではなく、皆で補おうとしているか?
チームの欠点を見ないふりするのではなく、自分が補おうとしているか?
チームのために、仲間のために、今の自分に何ができるか考えているか?
試合で仲間が活躍したとき、皆が自分のことのように喜ぶことができるか?

 

公式戦まであと2週間余。
今一度、これまでの自分の振る舞いを見つめ直してみましょう。
秋季大会まで、チーム全員が今挙げた事柄を意識して練習あるいは試合に臨んでほしいと思います。

 

10月。
チームにとって、中でも特に6年生にとって、大事な1ヶ月間になります。
一発勝負。良い結果を出すためにはチーム全員がこれまで以上に「一心同体」となってやっていく必要があります。

レギュラーだから、レギュラーじゃないから、試合に出ないから、現在置かれた立場はいろいろかもしれません。
複雑な心境で10月を迎えている選手もいるかもしれません。
しかしそんなことは関係なく、一つの目標に向かってやるだけです。10月はそういう1ヶ月になります。

まずは今週末、そして来週の3連休の招待試合。
仲間の活躍を心の底から、自分のことのように喜び、大きな拍手
を送り、パワーをもらい、自分も頑張る。
そんなシーンが多く見られることを期待します。

One for all, All for one! We are YOSHINARI!

 

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