投手の育成(その1:厳しい投手事情)

2014.8.27(水)

9月、10月と、公式戦や招待試合が立て続けに入っており、連戦になります。
そうなると最大の懸念材料となるのが現状の厳しい投手事情です。

 

まずはAチーム
球速・制球力・投球術、あらゆる面でレベルアップした主将A君(#10)を軸に、昨シーズンから登板経験のある副主将K君(#2)、5年生K君(#4)。そして6年生T君(#8)も公式戦のマウンドを任されるまでになりました。
他を圧倒する程の球威球速があるわけではない吉成投手陣ですが、四死球や暴投等で大崩れすることが少なくなり、マウンドで自分とではなく打者と勝負できるようになってきました。守備でどれだけピッチャーを助けられるかということもカギになってきます。
投手の数はそろってきました。新人戦と同時進行的に行われる秋の公式戦は誰が主戦を担うのか注目です。

 

続いて新人チーム
青葉区学童新人大会で4試合に登板し大車輪の活躍だった5年生K君(#4)以外は登板経験が浅いのが現状です。ぶっつけ本番に近い形で先発マウンドにも上がったM君(#14)、2試合でリリーフ登板したH君(#9)は、いずれも公式戦のマウンドで1イニング以上もたず、ひとつの四球から崩れるなど苦戦を強いられました。4年生K君(#20)も3位決定戦で急遽マウンドに上がりましたが、16mの距離でストライクをとることに苦労しました。
勝ち上がれば公式戦でも1日2試合というケースが出てくる中、K君(#4)ひとりで投げ抜くのは極めて困難ですし、今後のことを考えてもそれは避けるべきでしょう。

 

そして4年生チーム
これまで4年生単体で行った6試合で、K君(#20)・M君(#19)・Y君(#21)・Mさん(#22)がマウンドに上がりました。リーグ戦等に加盟していないため、Aチームに出ていない選手は試合経験が乏しく、Aチームに帯同していても投手としての場数は踏むことができていないのが現状です。(4年生以下の練習試合、対戦していただけるチームさんを急募中!!お願いします!!)
単独チームで大会に出られるだけでも恵まれているのですが、勝ち上がってたくさん試合をするにはやはり投手力が重要になってきます。

 

 

各世代、最低4人は試合を壊さないレベルの投手がほしいところです。
Aチームと新人チーム、あるいは新人チームと4年生チームで投手を「掛け持ち」させることも出てくるとは思います。そうなってくると投手としての場数を踏むことができる一方で、球数が増えるなど負担の大きさは計り知れないものになります。9月以降、本戦と新人戦が日程的に同時進行になっていきますので、将来のことを考慮して負担をできるだけ分散したいという考えもあります。

チームと子どもの「今」と「将来」のバランスをいかに保つか。
とても悩ましい問題の一つです。特に新人チームの投手不足については早急に着手しなければいけない課題ですね。

 

投手育成論については、また項を改めて書きたいと思いますが…

例えば、試合を作るために不可欠な「制球力」。
言うまでもありませんが、ストライクをとれなければ試合は壊れてしまいます。キャッチボールもままならない選手を投手としてチームの中心に据えることはできません。
しかし、制球力があれば投手を務め上げられるかと問われれば、それは違うと思います。ただただストライクを投げるだけのマシンのような投手にはなってほしくないし、必ず壁にぶち当たるときが来るでしょう。

チームの投手を務め上げるために要求されることというのは多く、指導者が教えなければいけない部分も、自分で経験してもらわなければいけない部分も多いのです。心技体、全ての面においてです。投手として独り立ちするまでには本当に長い時間を要します。

何を優先して投手を選び、育成してゆくのか。
今後の練習、あるいは試合に臨むにあたって、その点を明確にする必要がありそうです。

 

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