2014.6.16(月)
この週末、17名(6年生4名・5年生10名・4年生3名)のメンバーで招待試合に臨みました。
時間制限のある中、試合に帯同した全選手に出場機会が与えられました。
4試合、全てのイニングに出場したのは主将A君(#10)のみ。
その他の16名は途中交代または途中出場の形で試合に参加。毎イニングのように選手交代が行われました。
打順の管理等が追いつかなくなりそうなくらい、めまぐるしく選手が入れ替わりました。
選手交代については、チームによっても考え方や事情が違いますし、指導者個々にも考え方があると思います。
現状では、1試合の中でできるだけ多くの選手にチャンスを与えたいというベンチの意向でこのような形になっています。
もちろんその中で競争意識をあおる意図があります。意気に感じ、少ないチャンスをものにできた選手もいましたね。
〜土曜日:通町招待〜
4年生Y君(#21)、4年生K君(#20)が個人賞を獲得。
Y君は、この日の2試合目に練習でも経験のなかったキャッチャーに抜擢されました。
体調不良等で離脱した選手たちを見事カバーしました。
K君は、出場時間は短かったですが、コーチャー等控え選手としての役割を果たしたことを評価されました。
〜日曜日:八幡招待〜
6年生S君(#1)、5年生S君(#3)が個人賞を獲得。
S君(#1)は、第2試合に捕手としてスタメン。フライへの反応や指示の声掛け等、進歩の跡が見られました。
S君(#3)は、第2試合の1打席目で今季初安打を記録。試合を見守ったお父さんに、父の日の最高のプレゼントを贈ることができましたね。
一方で、中には「重大なミス」があったために交代を余儀なくされたケースがありました。
守備の途中でベンチに下がった選手。悔しい気持ちを味わったことでしょう。
試合中に悔し涙を見せていた選手もいました。
ここで理解してもらいたいのは、ミスをしたという「結果」だけで交代となっているのではないということ。
誰だってミスをしますので、それを責めて成長の芽を摘み取ることをするつもりはありません。
ミスをするに至った過程を見て、他の選手にチャンスを与える判断をしているということです。
例えば、昨日の第1試合。フライをお見合いしてヒットにしてしまったケースがありました。
プロでも頻繁に起こるプレーですが、直後に選手交代を行いました。
セカンドとライトの中間に落ちるフライでしたが、2人とも途中で追うのを止めてしまいました。
打ち取った当たりだけに、「捕ればアウトなのに、他人任せにするの?」と消極的なプレーに映ってしまいます。
誰が処理するか判断が難しいフライは、捕れると思った選手が声を掛けるよう日頃から指導しています。声を出さずに打球に行くことはないんだと。
この連携は毎回練習してきたことです。ところが、2人とも声を掛けなかった。
追いついたのに捕れない。あるいは、ボールに追いつけない。それはその時点での実力だといえるでしょう。
しかし、「追いつけるのに追わない」は認めることができません。
選手交代はその後の試合展開に影響を及ぼすことがあるので慎重を期す必要があり、難しい判断を迫られます。
また、選手交代となった理由を選手本人へきちんと説明・指導しなければ、指導上・戦略上の効果はありません。
「交代させられて悔しかった」あるいは「自分が交代させられなくてよかった…」で終わってはならない。
他の選手が失敗して交代させられた。それと同じような過程で次の機会に他の誰かがミスをすれば、チームとしても個人としても進歩がないということになります。チームとして一つになりきれていないということになります。
一つの失敗から皆が学ぶ姿勢が、上達への道ではないでしょうか。私はそう思います。
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