控え選手の役割とは?(その2:突然訪れる出番)

2014.4.19(土)

昨日、「控え選手の役割とは?」というタイトルで記事を書きました。
ベンチでは「やらなければならないこと」と「やったほうがいいこと」があるということを書きました。

それでは、もし試合の途中に出番が来たら?

その話を今日は書きたいと思います。

タイトルにもあるように、出番は突然訪れます。
自分も中学時代、攻撃を終えて3塁コーチャーからベンチに戻ったときに監督から名前を呼ばれ「ファースト入って!」と言われたことがあります。
次の攻撃から1塁コーチャーに入るよう指示されたのだと思っていたら、「早くしろ!」と言われました。
一塁の守備に入りなさいということだったのです。

このように、準備時間が与えられないことも往々にしてあるんです。
こうなってくると緊張する時間さえもありません。

試合中、指導者は「控え選手をどのタイミングで起用するか」をいつも考えています。
控え選手をどうしたら活かしてあげられるか、どんなプレーが得意かなどを考えて、試合に出すタイミングを探ります。
しかし、試合の戦況は常に変化していますので「ここで出しますよ」と約束はできないケースがほとんどです。

試合で活躍するためには「気付き」と「発信」が不可欠だと、私は考えます。

フィールドで起こるあらゆることに気付ける力。
全体が広く見渡せるベンチから情報を発信する力。

「ベンチだから、ボールに関わらないから関係ない」では、試合に使っても良いパフォーマンスは期待できない。
ベンチでこそ、この力を養うことができると思います。

途中から試合に出ることを伝えられ、キャッチボールや素振りで出番に備える。
試合への準備は、それだけではないと思います。
気付き、発信することも、試合への「準備」の一つだといえます。
控え選手も、フィールドの選手たちとともに、プレイボールの瞬間から試合に入ることが、チームにとっても個人にとっても重要。

学年が低いからできないということはないです。
確かに難しいことを要求しているかもしれませんが、むしろ低い学年からこの意識を植え付けていくことが、チーム作りという観点でもプラスになると思います。

試合中できる限り、試合経験が少ない控え選手への意識づけも図っていきたいと思います。
たとえ出番がなくとも、先輩たちの試合でベンチに入ることで経験できることはたくさんあります。

 

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