「楽しい」の価値

2018.5.19(土)

中学校の大会の審判のために会場入りしましたが、雨の影響で試合開始時刻が繰り下げに。車内で待機中です。
夕方から学科講習があり、PCとpocket wi-fiを持参していましたので、この時間を利用してブログを更新します。

HPの上部の画像は未だ「球春到来」となっていますが、吉成の春は4月で終わっており、もう夏に向けて力を蓄える時期に入っております。たくさんの新しい選手が入団してくれた一方で、残念ながら退団という選択をした選手も複数名に上りました。中には学年のまとめ役になるべき立場の選手も・・・。1年間、役割を全うさせられなかったことが悔やまれます。先日の練習の際に、夏に向けての体制の再整備を行いました。簡潔に言えば、キャプテンと副キャプテンに欠員が出たため、改めて選出したということです。そこで立候補者が出ず長い沈黙・・・。失ったものの大きさを実感した時間だったと思います。全員で目指すべきところを再確認し、再出発を切ったところです。

 

私が学童野球の指導者として目指していることは、入団した時の「野球が好き!」「野球がしたい!」という気持ちをもっと高めて次のステージに送り出すことです。その中で必ず味わうことになるであろう「野球の難しさ」を乗り越えるサポートをし、野球のおもしろさを味わわせて中学校以降の競技生活につなげていくのが自分の役割だと思ってグラウンドに立っています。

子どもたちは今、その「野球の難しさ」あるいはその一歩手前の段階の課題に直面しています。
野球という団体競技の特性上、「自分以外の誰かのために何かをする」ことを厭わない気持ちが必要だと考えています。その気持ちが全体的に薄いなぁと感じるのが、ここ数年チームのコーチをしていての実感です。だから目標を立てたときにうまく行かない部分が次々に出てくると思うのです。

野球は一人では絶対にできません。仲間の力のありがたみを実感しながら上手になる競技です。

一回一回の「ありがとう」を大切にしてプレーしてほしいです。
「ありがとう」と言ってもらえるよう、目立たないことでも一つ一つのプレーに責任をもってほしいです。
そういうチームが、試合で勝てるという表面的な部分だけではなくさまざまな意味で「強い」チームと言えるのだろうと思っています。そんなチームを目指すから、野球が「楽しい」と思えるのではないでしょうか。

「楽(らく)」をしていては、真の「野球の楽しさ」にたどりつくことはできません。むしろ仲間のために自分のために苦労し、苦心し、それを乗り越えた者だけが得られるのが野球の楽しさと捉え、今日も汗を流し、白球を追ってほしいと願っています。

 

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