メッセージ

2014.3.17(月)

6年生にとっては、昨日の駅伝マラソン大会をもって、6年生の吉成野球小学部での活動は終了となりました。
これまでいろいろな苦労、苦悩があったことと思いますが、よく頑張りましたね。

私が吉成野球のコーチ(#28)となって初めて担当した学年で、練習、公式戦、秋口の招待試合等も一緒に戦いました。
自分の弟と同じ学年ということもあり、特別な思い入れを持ってこれまで接してきました。

新人時代にブロック優勝を果たし、青葉区の春季大会でベスト4に。
それが見えない敵(プレッシャー)になっていたのかもしれません。夏場は苦しみましたね。
招待試合でも優勝争いに絡めない時期が続いたこともありましたが、負けず嫌いな選手が多い学年で、次第に「勝ちたい!」という気持ちがプレーに、言動に表れるようになっていきました。
その頃から私が招待試合の指揮を任されるようになり、何とかきっかけをつかませてあげたいという思いで金曜日の深夜に一人作戦会議を敢行していました。
不慣れで心許ない采配にもかかわらず、みんなで助け合い、声を掛け合い、勝利した時のみんなの晴れ晴れとした表情が忘れられません。
秋季大会はベスト8進出という戦績。悪条件の中でもよく頑張りました。
ようやくカタチになって来た、というところでシーズンが終わってしまい、もう少し時間があれば…という思いもあります。

一緒に練習し、試合に臨んできたけれど、自分はコーチという立場でみんなに何を残してあげられたかなぁ。
野球というスポーツに出会ってから今日まで、野球の楽しさや奥深さを知り、喜びや悔しさをたくさん味わってきたと思う。
コーチとして関わった今年度1年間を振り返りながら、私から6年生にメッセージを送りたいと思います。
(主将、副主将、以下背番号順でお届けします)

 

#10 2013主将 Y君(遊撃手、捕手、中堅手)

早くにバッジを獲得し、一つ上の学年の選手たちに混ざってプレーしていたこともあり、監督・コーチからの期待は大きかった。
昨シーズンは、特に打撃の面で結果が出ない時期があり、「こんなはずじゃない」「こうしなきゃ」と焦り、悩んだと思う。
苦しみながらも、工夫して、努力して、ようやく自分のスイングを身につけましたね。
ここぞという場面で長打を放ち、チームを牽引してくれました。
守備では、主にショートや外野のポジションで、守備範囲の広さをいかんなく発揮しました。
重圧に押しつぶされそうになったことも、自信をなくしかけたこともあったと思うけれど、何よりも1年間キャプテンをやり通したことは財産になるはず。
この1年間でとても強く、たくましくなり、みんなから信頼を集める立派なキャプテンになりました。よく頑張りました。

 

#1 2013副主将 R君(投手、遊撃手、三塁手)

高い運動能力をいかんなく発揮し、チームの攻守の中心として活躍してくれました。
背番号1を勝ち取った昨シーズン。たった1つの四球から崩れたあの試合が忘れられません。
ピンチの時こそ自分を信じること、周りを見て仲間を信じることの大切さを学びましたね。
あの試合での経験があって、今がある。
気持ちの面での成長とともに、球速も大幅にアップ。安心して見ていられる投手に成長しました。
投手としていろいろな経験をしたことで、野手を務めた時にも冷静に周りを見て状況判断ができるようになりましたね。
器用で順応も早いけれど、エースナンバーを背負って、たくさん経験できた1年でしたね。よく頑張りました。

 

#2 N君(投手、捕手、左翼手)

地肩の強さを見込まれ、投手や捕手として起用されてきたものの、もうひとつ殻を破れずにいました。
それでも地道に努力を重ね、夏以降に一皮むけましたね。
練習前、早くグラウンドで投げ込みをしている姿も見ていました。
常に100%の力を出そうとするあまり、力みが目立っていたシーズン序盤。
意識を変え、投球も打撃もスムーズな動作を身につけたことで、攻守ともに安定したプレーをできるようになりました。
思い通りのプレーができず、人一倍強い責任感から悔し涙を流したこともありました。
苦労した分、大きく成長できましたね。よく頑張りました。

 

#3 Y君(一塁手、投手)

シーズン開幕後から一塁の守備に取り組みましたが、なかなか順応できず序盤は苦しみました。
仲間から信頼される内野手になってもらいたいと、キャッチボールから徹底して練習してきましたね。
的確な状況判断力が求められる一塁手のレギュラーをつかみとりました。
下位打線を打つことが多かった打撃でも、実戦経験を積むごとに確実性が上がり、秋の招待試合は絶好調でしたね。
岩出山招待試合で投手デビューも果たし、飄々と投げる姿は頼もしかったです。
もっと早く、潜在能力を引き出してあげたかったなぁと思います。
心技体、すべての面で成長できた1年間でしたね。よく頑張りました。

 

#7 J君(三塁手、左翼手)

冬期練習で力強い打撃をアピールし、春先はクリーンアップを任されました。
しばらく好調を維持していましたが、練習でのパフォーマンスが試合でできない時期も続き、夏場は後輩たちにスタメンを譲ることもありました。
悔しい思いもしたと思いますが、試合独特の緊張とうまく付き合えるようになり、自信がつけば、必ず活躍できると思っていました。
秋の招待試合ではサードに挑戦し、最後の公式戦ではサードのポジションを堂々と守ってくれました。声もよく出て、チームを盛り立ててくれましたね。
バントなどもそつなくできるようになり、勝利に欠かせない選手に成長しました。
仲間と切磋琢磨しながら、よく頑張りました。

 

#9 T君(右翼手、二塁手)

少年野球最後の年、何とかレギュラーをとってもらいたいと、監督・コーチは厳しく接してきました。
塁間のキャッチボールがやっとだった春先から、実戦経験を積みながら日々進歩していきましたね。
打つ、投げるに力強さが加わり、打球の処理も無難にこなせるまでになりました。
公式戦では後輩に出番を譲ることもありました。もっと長所を伸ばしてあげられればなぁという思いがあります。
招待試合では内外野両方をこなし、実戦経験の少ない後輩たちのフォローもしてくれましたね。
真面目で、優しい性格の持ち主。これからもっともっと成長できます。
どんな困難にも負けず、よく頑張りました。

 

吉成野球小学部での経験・思い出を胸に、新たなステージへと進む6名の卒団生たち。
中学校の3年間はあっという間ですが、心も身体も大きくなり、将来の目標も確固たるものになっていくでしょう。
野球を続けてもっともっと上を目指してくれればこの上なくうれしいですが、さまざまな選択肢から決断を下すのは自分自身。
吉成野球で学んだことがこの先役に立ったと思う時が来れば、私たちもうれしく思います。
今までありがとう。 いつでもグラウンドに近況報告に来てくださいね。

 

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