2018.3.18(日)
管理人が吉成野球に関わって今年で7年目で、コーチとしてユニフォームを着るようになって6年目となります。
吉成野球で最初にコーチとして関わった当時の6年生が昨年高校生になりました。
そして、翌年の6年生がこの春から高校生になります。
卒団から数年経っても、監督に進路報告をするためにグラウンドに足を運んでくれるOB・OGがたくさんおり、それが吉成野球の良い所と感じていますが、私の元にも毎年、OB・OGの保護者の方から卒業式の様子や進路に関する便りが届きます。ご丁寧にありがとうございます。
人生の分岐点である高校入試。全員が第一志望の学校に行ければよいのですが、結果次第で明暗が分かれます。
制度上仕方がないのですが、受験生が望んだ結果が得られなかった場合、その落胆の大きさは15歳の子どもにとってあまりにも大きすぎると思います。
私も何度か、第一志望以外の学校に進むことになったという報告をいただいたことがあります。
自分は入試で不合格になったことがありませんが、妥協の連続で、失敗の可能性を避けることを考えてきたから結果的にそうなったのであって、高校も大学も、当初思い描いていた第一志望の学校には入ることができていません。当時は第一志望の学校に入れなかったという挫折感を少なからず持っていました。
でも今、後悔はしていないんです。1ミリも。
その理由は、自分で決めた進路で経験して来れたことが自分の中で大きな意味を持つからです。
どの高校・大学を出ているかが重要な職業なら別ですが、自分のいる業界ではどの大学を出ているかが重要視される場面はほとんどなく(自分が気付いていないだけかもしれませんが…)、少なくとも出身校のことで不利益を被ったことはありません。それぞれの得意を生かし、不得意を補いながら、個性や魅力を発揮して仕事をしています。専門的な知識が必要ということはありますが、学歴とか偏差値より、人間性やいろいろな経験がモノを言うと思ってます。自分が実際に進んだ高校・大学で出会った先生や仲間、友人、尊敬する方々からたくさんのことを学ばせてもらって今の自分があると思っているので、もし、身の丈に合っていない第一志望の学校に運良く入っていたらどうだったのかなと考えることはあっても、後悔の気持ちは全くないです。
妥協続きの人生を送って来たために、良くも悪くも「なるようになる」「なるようにしかならない」を体感しました。自分の場合は周りの方々のおかげで良い方向に向かうことができましたが、悔いを残すことになるかもしれないということを知っておく必要があります。子どもたちには、「やればできる」ことを知ってほしいし、努力や工夫の大切さを伝えていきたいんです。
受験の結果は本意ではなかったにしても、自己実現のゴールはここではないはず。
行った先で、「行って良かった」と思える3年間にしてほしいです。
たくさんの味方を見つけ、幅広い見方を身に付けてください。
受験での苦い経験は、意外と、何とかなっていくものです(説得力がない…)。
私自身はいい見本になれなくて残念ですが、行った先で頑張れば、やり返す機会は必ず来ます。
悔しさを乗り越え、「これから」を大事にして、ガンバレ! 吉成の卒団生!
見事合格を勝ち取った受験生も、新しい環境でさらに力を伸ばしてほしいと願っています。
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