中総体を観戦して

2016.6.12(日)

今週末から中総体が始まっています。明日がブロック代表決定戦です。
吉成野球の卒団生も数多く在籍する吉成中・南吉成中は何と1回戦で対戦。

中学球児に一日でも長く野球をしてもらいたいという願いはありますが,勝負事ですので必ず勝ち負けがつきます。
昨日勝ち上がった吉成中の試合は練習時間と重なっており観に行くことができませんでしたが,練習後に桜ヶ丘球場に向かい,1試合だけ観戦してきました。ドラマチックな逆転シーンを見ることができました。

 

自分が吉成のユニフォームを着るようになって初めての年の選手たちが,今年の中総体の主役となる学年になっています。吉成・南吉成以外にも,スイミングを教えていたことがあって知っている選手もたくさんいて,グラウンドで会った時には一言二言,言葉を交わします。どの子も3年間ですっかりたくましくなったという印象ですが,それでも14歳,15歳。 試合後に少しだけ話をしましたが,1試合の中で心が大きく揺れ動いたといいます。一度ビハインドの状況になって,悪い流れになった時には焦りがあったと思います。

7イニングの試合,よほど力の差がない限り,どこかで流れが来るはずです。もちろん,自分のチームだけではなく相手チームに流れが行くこともあるでしょう。そこでの「ブレない気持ち」というか,自分たちのやってきたことを信じること,仲間を信じることが,大事な場面で力を発揮するために必要なことではないかなぁと思います。「どこかで相手に流れが行くときもある」と割り切り,自分たちの野球をやり切ればどこかで自分たちに流れが来るんだ,その流れをものにできるんだという思考で試合を続けられるかどうか。結構難しいです。
難しいですが,そういう意識付けをしていくのは指導者の役割だと思っています。選手自身でできるようになるまでには,緊迫した場面を数多く経験し,乗り越える必要があるため時間がかかります。

 

1ヶ月後,吉成野球も夏の学童大会に臨みます。
「集大成」という言葉はまだ早い気がしますが,この学童大会が全国につながる最後の大会であり,これまでの頑張りを形にする時という位置づけになります。ずっと良い流れで試合ができるとはもちろん限らないわけですが,そこでブレることなく,流れが来ることを信じて戦い続けられるよう,最高の準備をしていきましょう。

 

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