一喜一憂の怖さ

2016.4.28(木)

先日,辛くも公式戦1勝目を手にした「暴走吉成2016」
一人ひとりにスポットライトが当たる良い勝ち方だったのかなと思います。

その一方で気になっていること。ベンチで見守る1人として言わせてほしい。
それは,平常心を保ってプレーできている選手がどれだけいるかということ。

試合中,良いプレーができたら,良い場面で結果を残せたら,喜びや勝ちたい気持ちを表現して構わないと思う(もちろん,相手の努力や実力も認めた上で)。その結果を得るために毎日努力しているのだから,結果が出たら誰だって嬉しい。

ただ,嬉しい気持ちに浸るのはその瞬間だけにして,冷静さを持ってプレーを続ける必要があるのではないかとも思う。
結果に一喜一憂しすぎると,気持ちが沈んだ時に周りが見えなくなったり,自分を見失ったりしやすく,立ち直るのにも時間がかかる場合が多いです。指導者側からしても,その選手に「懸ける」「信じる」ということにリスクを感じてしまうというのが正直な所です。持っている能力や爆発力があるだけに非常にもったいないなと思うんです。

 

野球には良くも悪くも結果がついて回り,それとの戦いになってくる。
特に先の長い子どもたちですので,結果そのものをほめるというよりはその時の嬉しい気持ちを共有しながら,結果に至るまでの過程を評価(ここがよかったよ!という声掛け)していくようなかかわり方をしていけたらと思っています。良い時も悪い時も,理由や要因を見つめ,工夫したり修正したりできる選手が「伸びる選手」ではないかなぁと。そんな風に思います。

 

明日の公式戦。
子どもたちがどんな表情で,心境で,プレーするか注目です。

 

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