親子で覚えたいルール(その1:振り逃げ)

2015.2.3(火)

ブログアンケートの中で、ルール解説を行ってほしいという声を多くいただいておりましたので、本日より不定期にルール解説を行いたいと思います!
私が「少年野球あるある」だと思うもの、あるいは「知ってて損はない!」と思うものをどんどん取り上げていきます。選手たちはもちろん、審判をされる方にも参考にしていただければ幸いです。

 

第1弾は「振り逃げ」です。

 

 

 

少年野球では、変化球はありませんが投手と打者との間に力の差がある場合も多く、たびたび三振が起こります。

3ストライクで「アウト」だと思っている選手も多いですが、三振しても出塁できるチャンスがあります!!

 

 

 

 

野球規則6.09(b)(一部改変)に、
「(1)走者が1塁にいないとき、(2)走者が1塁にいても2アウトのとき、捕手が第3ストライクと宣告された投球を捕らえなかった場合、打者は走者となる」とあります。これを「振り逃げ」と呼んでいるわけですね。

三振は「正規の捕球」がなされて初めて、打者がアウトになるというものですので、

*3ストライク目の球を捕手が落球した!
*3ストライク目の球が、ミットに入る前にバウンドした!

というケースでは振り逃げのチャンスがあります。

 

しかし、(1)(2)で示されているように、振り逃げには条件があります。

0アウト・1アウトのとき ⇒ 1塁が空いているときに振り逃げ可能
2アウトのとき ⇒ 全ての場合で振り逃げ可能

ということになります。覚えておきましょう!

 

このルールを「振り逃げ」と呼んでいますが、これは俗称です。
この俗称の為に誤解されがちですが、「第3ストライクを捕球できなかった場合」ですので、見逃しストライクの場合にもこのルールは適用されます!

 

 

例題で確認しておきましょう。絵がないと理解しにくいかもしれませんが…

 

例1)0アウトランナーなし。2ストライクから、打者がショートバウンドの投球に手を出して空振りした。
振り逃げできるか?

⇒ 答え:できる!
※3ストライク目の投球が正規に捕球されていないので、打者走者となります。

 

例2)1アウトランナー1塁。2ストライクから、打者が空振りし、その投球を捕手が落球した。
振り逃げできるか?

⇒ 答え:できない!(1アウトで、1塁に走者がいるため)
※ボールインプレーなので、1塁走者は落球を見てアウトになる危険を冒して進塁することもできます。
※打者はアウトなので、もし1塁走者をアウトにする為に2塁に送球された場合は、野手は走者へのタッグが必要です。

 

例3)1アウトランナー1塁。2ストライクから、打者が空振りし、その投球を捕手が落球した。
1塁走者は捕手の落球以前に盗塁を仕掛けていた。振り逃げできるか?

⇒ 答え:できない!(投球当時の占有塁が基点になるため)
※ボールインプレーなので、盗塁自体は有効です。
※打者はアウトなので、もし1塁走者をアウトにする為に2塁に送球された場合は、野手は走者へのタッグが必要です。

 

例4)2アウト満塁。2ストライクから打者が空振りし、その投球を捕手が落球した。
振り逃げできるか?

⇒ 答え:できる!
※打者が走者となっているため、全ての塁がフォースの状態になります。
※走者より先に、捕手なりベースカバーの投手なりがボールを持って本塁を踏めば、走者はアウトになります。

 

なお、振り逃げができる場面であっても、打者がそれに気付かずに1塁に向かおうとせず、ダートサークル(打席の周りに引かれている円)を出た時点で振り逃げの権利は失い、打者アウトとなります。

 

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