2014.7.24(木)
日曜日、広瀬球場で行われた仙台市学童野球大会に審判として参加してきました。
前日から降り続く雨で開催が危ぶまれましたが、雨が小康状態となった後、参加4チームの保護者集団総動員でグラウンドの水取りをし、開始を遅らせて試合を行うことができました。
その日の第3試合、私を含め20代が2人入る若手中心の審判団でした。
私は2塁塁審に入りましたが、この試合で、振り逃げをめぐってある出来事がありました。
まずはこちらの映像をご覧ください。
振り逃げ3ラン ←YouTubeで開きます。
何が起きたかおわかりいただけましたか?
2アウト1・3塁で、打者がハーフスイングをとられ三振。
捕手が投手にボールを戻し、野手もベンチに引き揚げていきます。
そこで打者(現巨人・菅野投手)がベンチから何か言われ、1塁へ走っていきます。
投球がショートバウンドであったため、振り逃げが可能なケースなんですね。
戸惑いながらも、3塁走者、1塁走者、そして打者走者もベースを1周。
本塁の触塁確認後、球審がタイムをかけて審判団を集めます。
その後の両軍ベンチへの説明の内容はわかりませんが、監督が直接審判員とやり取りを行う、高校野球では異例の光景が映像でも確認できます。結果的には、3人の生還が認められました。
ハーフスイングのジャッジが塁審にリクエストされ、スイングを認めたところで「バッターアウトで、3アウトチェンジ」であるというふうに守備側が勘違いしたようです。
今ご紹介したものに類似したケースが、先日の仙台市大会でも起こりました。
2アウト満塁の場面で、打者が三振。
投球はショートバウンドで、捕手が前にはじきました。
ここで守備側ベンチ(スタンド?)の大人から、「チェンジだ!」と声がかかりました。
3塁ランナーもベンチに戻りかけましたが、「(ベースを)踏め!!」と攻撃側のベンチからも声がかかりました。
捕手は投手にボールを戻し、ベンチへ戻っていきます。投手、そして内野手もファウルラインを越え、ダッグアウトに引き揚げていきます。
それを横目に、塁上の走者は続々と本塁を踏みます。打者走者は2塁で止まりました。
2塁で走者が止まったところでプレーが止まったと判断した2塁塁審の私は「タイム」を宣告しました。
私は日頃から暇さえあれば、さまざまな「審判泣かせ」(と言うと怒られそうですが)のプレーの動画を検索してチェックしており、前述の菅野選手の振り逃げのケースもたまたまチェック済みでした。
この映像を見て、野手がベンチに引き揚げていく間も攻撃側が走塁できるので(ボールインプレイ)タイムをかけてはいけないというのが予備知識としてありました。
しかし、時間制限のある試合ということも頭にあったので、2塁で走者が止まったところでプレーが止まったと判断し、2塁塁審の私が「タイム」を宣告しました。
すぐさま審判団を集め、協議します。
協議の結果、振り逃げと3人のランナーの生還を認め、2アウト2塁から再開することとしました。
今回のケースは満塁でしたので、捕手はボールを持ってホームベースを踏めば、3塁走者アウトでチェンジとすることができました。
試合終了後、審判団ではこの話題で持ちきりでした。
タイムを宣告するタイミングを早まったかなぁと試合中もずっと考えていたのですが、審判団でも見解が分かれました。
選手たちは「???」状態。
どこかのタイミングでタイムを宣告しなければいけないわけですが、野手はベンチに引き揚げてしまっています(外野手は残っていましたが)。打者走者もやがて2塁でストップしました。
ただ、タイムをかけなければ、野手はフィールドに戻り、まだ生還していない走者をアウトにするチャンスがあったかもしれない。
2塁で止まったランナーも、誰もいない3塁、あるいはホームに進塁するチャンスがあったかもしれない。
だからタイムをかけるべきではなかったという審判の方もいました。
その一方で、「走者が止まり、良いタイミングでタイムをかけた」というふうに言ってくださった審判の方もいました。
さて、どちらが正解??
答えは… いろいろ調べてみましたがよくわかりません。(詳しい方、ご教授お願い致します)
守備側ベンチには球審が、守備側ベンチには2塁塁審の私が、「振り逃げができるケースですので、3得点を認めます。打者走者が止まり、プレーが止まったので審判の判断でタイムを掛けました。2アウト2塁から再開します」という説明をしました。
両軍の監督さんはこの説明を受け入れてくださり、すぐにプレー再開となりました。
あまりにも珍しいケースに遭遇したものです。
野手のいないベースを走者が回っていくところを間近で見た時には、映像で予備知識があったものの少し動揺しました。
タイムをかけるタイミングについて、これが正しい処置の仕方であったかどうか未だに疑問なのですが…
きちんと両軍に説明をし、審判団で責任を持って事態を収拾できたことは良かったかなと思います。
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