トリプルプレー?

2014.7.11(金)

昨日のプロ野球、ソフトバンク-オリックス戦より。
「幻の三重殺」としてスポーツニュースでも取り上げられていたプレーをご紹介します。

トリプルプレー? ←YouTubeで視聴できます

 

ノーアウト満塁、バッター明石選手がファーストに低い打球を放ちます。
一塁手・T-岡田選手は捕球後、1塁を踏んでから本塁へ送球。
送球が本塁に到達する前に、3塁走者・李大浩選手が本塁を駆け抜けているように見えます。
送球を受けた伊藤捕手から、三塁手・ヘルマン選手にボールが送られ、走者のリタッチがないとアピールしています。
審判団の当初のジャッジは映像ではわかりません。
タイムが宣告されたとき、1塁走者・2塁走者はそれぞれの塁に戻っています。

協議の結果、ライナーではなく、ゴロであったという判定。
ファーストゴロで、1塁のみがアウト(打者走者)。1アウト1・2塁から試合が再開されることになりました。

 

まず、打球がライナーだったのかどうかというところが論点になります。
T-岡田選手は、捕球後1塁を踏んでいます。
ベースとの位置関係から見ると、ゴロであれば、すぐにホームゲッツーを狙って本塁に送球するはずです。
ライナーで捕ったものと思い、プレーをしているのではないかと推測できます。

3塁走者は本塁を駆け抜けています。リタッチはしていないことから、ゴロであるものとしてプレーしていると推測できます。
一方、1・2塁走者は一連のプレーの間に進塁せず、帰塁しています。

 

ゴロであるとすれば…
1塁を踏んだ時点で打者走者がアウトになっているので、他の走者はフォースの状態から解かれます。元の塁に戻る義務はなくなります。
今回のプレーで伊藤捕手は本塁、ヘルマン選手は3塁を踏んだだけですので、この行為で走者をアウトにすることはできません。

ライナーであるとすれば…
T-岡田選手のキャッチで1アウト。1塁を踏んだ時点で飛び出している2塁走者がアウトとなり、2アウト。
3塁走者も戻っていないので、ヘルマン選手が3塁を踏んだ時点で3アウト(トリプルプレー成立)となります。

 

ライナーで捕ったか、ショートバウンドで捕ったかによってその後のプレーにこれだけの違いが出ます。
オリックス・森脇監督が鬼の形相で抗議する姿がそのプレーの大きさを物語っています。

 

本塁でのプレーが起こりうる今回の打球、判定は誰が行ったのか…
T-岡田選手が打球を捕ったとき、1塁塁審が何か示していますが、映像ではよくわかりません。
打球に関するジャッジが判然とせず、その後のプレーも誰もジャッジを出していませんでした。
フェアかファウルかでプレーがこれだけ変わるのですから、まず打球についての判定を明確に示す必要があったように思います。
ただ、かなり際どいので、いずれにせよ協議が必要だったでしょう。
そして、得点に関わるプレーですので、どうジャッジしてもどちらかの監督が抗議に出てくることになっていたケースではないかと思います。今回は一連のプレーの後、球審が躊躇なく審判団を集め、協議していましたね。
正確な最終裁定を下すために協議することは何の問題もないと思います。「見ていなかった」のではないわけですから。

 

地を這うような低い打球で、審判員も良い位置をとるのが難しいプレーでした。
プロとはメカニクスが異なる部分もありますが、参考になるプレーだと思いましたので紹介しました。

 

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