2014.6.19(木)
昨日の東京ドームの試合で、守備妨害が適用されたケースがありましたので紹介します。
打者走者が捕手の守備を妨害 ←YouTube
このジャッジですが、NPBの山崎夏生審判技術委員のFacebookで「素晴らしいジャッジ」という表現で取り上げられていました。
打者はオリックス平野選手。
バントがフライになってしまい、打球を処理しようとした巨人阿部捕手と接触しました。
バントを完了した時点で打者は「打者走者」になるので、フェア・ファウルが確定しないうちにファウルと自己判断し走らなかった結果守備の妨げになればアウトを宣告されるということになります。守備優先になるんですね。
今回のケースは、平野選手は阿部選手のためにその場を明け渡す時間があったという判断でしょう。
平野選手は打球が上がった後も打席内に留まっていましたが、仮に走り出していて野手と接触したならばどういう判断だったでしょう?
シチュエーションが無限にあるので、ルールの適用は本当に難しいです。
なお、守備妨害も含めて、打者・走者がアウトを宣せられるケースについては、野球規則の6.05、6.06、7.09、7.11等に記載がありますので参照してください。
解説は、吉成の選手も1月に野球教室でお世話になった赤星憲広さんでした。
「打球がファウルゾーンに行っているので、走る状況ではない」と言っていますが、これはプロ野球での定説でしょうね。
イレギュラーバウンドでファウルゾーンからフェアに入ってくることも起こり得る少年野球。
フェア・ファウルを自分で決めつけずに走るよう指導しています。←おそろかになっているケース多数!!(怒)
ちなみに「守備妨害」のジャッジを下したのはお隣、山形県出身の石山智也審判員。
数少ない東北出身のNPB審判員、これからも頑張ってもらいたいですね!
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