ゴールド審判員への道

2014.5.4(日祝)

昨日、愛子スポーツ少年団さんの優勝で青葉区春季大会が幕を閉じました。

閉会式では、各チームから選出された優秀選手賞の表彰が行われました。
吉成からは主将A君が選ばれ、青葉区少年野球連盟会長より記念のメダルが授与されました。

 

↑21チームの優秀選手が表彰を受けます
一番右が主将A君

 

その裏で… 念願のゴールド審判員認定を受けた一人の若手審判員がいました。
私と同じ21歳、T審判員です。吉成の選手たちも大変お世話になっています。
チームこそ違いますが同じ区のコーチ・審判員ということで、日頃からいろいろ情報交換・意見交換をしていました。

 

公式戦では、仙台市野球協会の認定を受けた審判員が試合を裁きます。
仙台市独自の制度では、審判員が4段階にランク分けされており、実績を積んで判定技術が備わっていると判断されれば順次ランクアップすることができるようになっています。
ゴールド審判員は、地区大会の準決勝以上の試合や全市大会での審判を担当する他、審判員の審査・指導の役割も担います。

私は2年前にシルバー審判員の資格を認定され、その数ヶ月後にゴールド審判員としての認定を受けました。ゴールド審判員の中でも最年少で、まだまだ勉強中の身です。

彼は長く「準ゴールド審判員」として経験を積んできました。
審判フォーメーションもそつなくこなし、すぐにゴールド審判員として一緒にジャッジする日が来ると思っていました。

 

 

昨年末は、シェルコムせんだいで行われた「山﨑武司杯」で同じクルーでジャッジしました。
また、吉成がオフシーズンに入った後にお声掛けいただき、一緒に練習試合の審判をさせていただくこともありました。
T審判員、判定技量は青葉区のS審判部長のお墨付きです。

 

試合の審査でA評価をもらい続けること20試合、ついにゴールド昇級をかけた一戦に臨みます。昨日の準決勝第1試合でした。

S審判部長はじめ経験豊富なベテラン審判員が塁審に付き、T審判員はおろしたてのヘルメットマスクとプロテクターを着用し、球審を務めます。

公式戦の準決勝・決勝などでは、選手たちと同様に審判員も、その独特な雰囲気に緊張しながら試合に臨んでいます。しかも、その試合が昇級をかけた一戦に。
平常心を保ってのジャッジではなかったことと思います。

 

それでも「普段通り」を心掛けてジャッジされ、大きなトラブルなく、1時間30分の試合の球審を務め上げました。
試行錯誤中だったコールもしっかり球場に響いていました。
日頃、チームでも審判練習に積極的に取り組んでいたと聞いています。

試合後、正式にゴールド審判員に認定されることが決まりました。
平成生まれ第2号のゴールド審判員誕生です。

 

監督・コーチとしては、若い審判員はなんとなく信頼できない部分があろうかと思います。
審判員として信頼を得るためには、正確なジャッジに加え、元気の良さ俊敏かつ落ち着いた振る舞いが大切だと思っています。
審判だからと偉ぶった態度をとる人も選手時代にたくさん見てきました。審判が傲慢な態度をとることなどあってはなりません。

私の審判員としてのモットーは「真剣なプレーに、真剣なジャッジで応える」ということです。
頑張っている子どもたちの試合を、大人が台無しにしてはいけない。
審判もきちんとやっているんだ、という姿を見せることが信頼につながると思っています。

審判部の皆様や各チームの皆様が温かく見守ってくださり、若手の審判員もこうして活動できています。
その仲間が増え心強く思いますし、審判として上を目指すことが少しでも子どもたちのためになっていればいいなぁと思います。

 

昨日スタンドで試合を見ていると、他チームの選手たちが声をかけてくれました。
審判は試合の主役ではありませんが、子どもたちから「××の試合で審判してた人だ!」などと言われるんですよ。
意外と子どもたちは見ているんですね。
知らない間に有名になっていてびっくりするのですが、それだけに真剣な態度で試合に臨まないといけないなぁと、身が引き締まる思いがしました。

 

昨年はチームのコーチとして全国の大舞台を経験してきたT氏。
お互いチーム所属のコーチなのでそちらをおろそかにするわけにはいきませんが、9月にコボスタ宮城でジャッジできるよう、審判のほうも頑張っていきましょう!

T氏の、審判員としての今後の活躍にも注目です!!
頑張っぺ!

若手も頑張ってるなぁと思ってもらえれば、それほどうれしいことはありません。

 

 

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