Web審判講習会(仮)(その1:塁審の立ち位置)

2016.3.9(水)

先日,仙台市野球協会のシルバー審判員認定1次試験(学科試験)が行われました。
吉成からも2名受験し見事合格! おめでとうございます!

今週末の実技講習を経て,晴れて審判資格認定となるわけですが・・・

「いろいろな経緯で審判試験を受験し,資格を手にしたのは良いものの,試合でジャッジできる自信がない・・・」
「野球経験が無いので,審判の“し”の字もわからない・・・」

という方もおられると思います。

 

そんな審判入門したての方々,あるいは更なるスキルアップを図りたい方々のために,審判実践に活かせる資料・・・虎の巻的な物を不束ながら作ってみました。
ジェスチャーやコールについては審判講習会で学んでいただくことにして,ブログを利用して「Web審判講習会資料」なるものを試験的にupしてみます。

 

私自身も本格的に審判活動を始めた4年前に審判メカニクスやルールについて,市販の野球規則や審判教本等を読んで勉強したわけですが,理解するのに時間がかかりました。
球審はそれまでに練習試合で数をこなしていたものの,動き方やジェスチャーは自己流。
塁審はアウトかセーフかぐらいは判断できましたが,立ち位置やフォーメーションは全くわからないところからスタートしました。
運良く,定期的に試合に立たせていただくことができましたので,勉強したことを現場で試しながら審判方法を覚えていったものです。

私が勉強していて困ったことを中心に,PDFワンペーパーにまとめたものを不定期にupしていこうと思います。
一部,持論も入ってますのでご理解を。 好評なら続けます,バテたらやめます。。。

 

初回は,塁審の立ち位置を図解します。
ピッチャーが投球を開始する以前の立ち位置を図にまとめました。

【資料1】塁審の立ち位置(PDFファイルになっています)

 

〜よくある質問〜

Q. 2塁塁審は,セカンド側・ショート側どちらに立つのが正解ですか?
A. 私自身は,走者無しの場合はショート側,走者が出て内野内に立つときはセカンド側に固定していますが,どちらでも構わないことになっています。何年か前,走者無しでセカンド側に立っていて,センターの選手がセンターゴロを狙って1塁送球しようと思ったときに送球線にかぶってしまったことがありました。それからは,センターの選手の真ん前に立つような格好になる場合を除き,基本ショート側に立つようにしています。打者の左右で変更するというよりは,固定していたほうが落ち着いてできてます。

Q. 1・3塁塁審がファウルゾーンに立つのはなぜですか?
A. かつてはラインをまたいで立つように指導されていたのですが,審判に打球が当たった際にファウルボールとコールできるよう,そのようになったそうです。内野に背を向けてフェア・ファウルを判定するケースがありますが,外野に振り返る際にも,ファウルゾーンに立っていたほうが動きのロスは少ないように感じます。打ってから判定までの時間は数秒ですので,できるだけロスの少ない,理にかなった動きが審判員には求められます。

Q. 2塁塁審のとき,内野に入って構えると野手の邪魔になるので,しゃがんでもいいですか?
A. 絶対ダメです!とっさのプレーに対応できなくなります。内野の中に位置取りをする理由は,タッグプレー(野手が走者にタッチし,アウトを狙うプレー)を正しく判定するためです。私自身が心掛けていることは,2塁ベースが見えているという大前提のもとで,滑り込んでくる走者の足とタッチに行く野手のグラブの間を探って判定することです。そのために最善の位置を取る努力をしています。図示した位置につくことで最小限の歩数でこの位置に入ることができるので,図示した位置に「hands on knee(下図)」の姿勢で入るよう心掛けてください。プレーを注視するとき(判定の直前)もこの姿勢です。

 

 

 

 

いつぞやのF審判員・・・

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。
次回はフォーメーションの解説の予定です。動き方を表にまとめてみました。

 

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